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日本工業塗装協同組合連合会加盟 埼玉工業塗装協同組合加盟
焼付塗装とは、金属塗装の種類の1つで、塗装後に高温で塗料を乾燥・硬化させる塗装方法です。
これは塗料を高温で乾燥させ、樹脂同士の化学反応(熱重合反応)を起こし、その反応により塗膜の性能を発揮させる塗装方法です。
また自然乾燥・強制乾燥よりも短い時間でできることから、工業性・作業性に優れています。
そのため、自動車部品、建築資材、家具、機械部品など、幅広い工業塗装の分野で使用されています。
焼付塗装用の塗料はフッ素塗料、粉体塗料など特殊なものを除けば、主に2種類にわかれます。
メラミン塗料は通常120℃~160℃、20分~30分程の加熱乾燥が必要で、塗料としては比較的手頃で、多く使用されている塗料の一つです。
しかし耐光性にやや難があるため、基本的に屋内使用品の塗装に限られます。
※長期間の紫外線照射により退色やチョーキング(表面に粉が吹いたような症状)が発生しやすいです。
アクリル塗料は通常140~160℃、20~30分程の加熱乾燥が必要で、
塗料の特徴としてはメラミン塗料よりも耐候性に優れ、屋外用途に使用される場合が多いです。また耐薬品性などにも優れ、幅広い工業分野にて使用されております。
上記からも分かるようにメラミン塗料、アクリル塗料ともに、熱により硬化して塗料・塗膜の性能が発揮される塗料なので、金属で多く使われ、熱を加えられない素材には使用できません。
その様な素材には通常、2液ウレタン塗料などが使われます。